カジノ型デイサービスに自治体が「待った」
介護施設のカジノ型デイサービス施設でパチンコやカードゲームを楽しむ高齢者達がニュースになっている。
この施設はカジノのような施設になっていて、デイサービス・ラスベガスという高齢者介護施設とは思えない施設名に驚きを隠せない。
「カジノ」という通貨のやり取りが行われるなど、カジノを連想させる仕組みが整っている施設だ。
この施設のおばあちゃんおじいちゃんは麻雀の点数計算をすらすらこなしたり、パチンコ台もありお年寄りは「ここは最高ですね、いいですね」と話している。
日本の高齢化に伴い自治体から要介護認定を受けた高齢者に日中食事や入浴支援や遊びを交えた運動や昨日訓練などのサービスを提供する場所。現在では施設数も増加の一途をたどっている。
そんな中、29日神戸市の久元喜造市長は「パチンコを置いたり、麻雀台を置いたり、カードゲームするテーブルを置いたり。ここは一体何でしょう。どこなんでしょう」と述べた。神戸市は9月にカジノ型デイサービスを規制する条例を全国で初めて施行した。
もちろん架空のゲーム、架空の通過でゲームを楽しんでいてギャンブル性は無い。利用者の認知症予防にもつながるという専門家の意見もある中での規制条例。
ふさわしくないという意見の一方で、高齢者にいい効果をもたらしているカジ型デイサービスは今後広がりを見せるのが注目していきたい。
高齢者が人生を楽しむツールを自治体が完全に規制し、楽しみを取ってしまうよりも様々なサービスを提供する介護施設がある中でそれぞれ特色のある介護施設を自由に選べるような楽しい施設運営であってほしいと願う。